昔詩「XXX」

 

もう分からないんだ
誰が好きとか 何がしたいとか
くそ何やってるんだ
早く行かなきゃ 前に進まなきゃ
 
それなのに嗚呼―
 
窓ガラスで切り取られた空はどんより
雨が降ったり止んだり、また降ったり
僕は行ったり来たりで、ヒ・ト・リ・キ・リ
 
深夜3時につぶやいたんだ
僕の世界はこんなもん?
誰かの声を聴きたいんだ―
「XXX」って言ってほしいんだ!
 
今はまだ聴こえない
その声に耳を澄ませよう
今はまだ感じない
その風に身を委ねよう